
【HISTORY】
"UtakataTiTanium"
「普遍的だが新しい音」をテーマに活動を行う音楽ユニット。
Synのmomongaが企画、発案し、VoのLichtの協力、加入を経て2010年に結成。
シンセを主体とした「新しい音」と、歌声という「普遍的な音」を
融合させたテクノサウンド、そしてどこか懐かしいが実験的なメロディラインを持つ、
「AlternativeClassic」という新しい楽曲ジャンルの模索、探求をしつつ活動中。
【LIVE】
11月27日 ダボスタジオ被災地復興応援LIVE<第7弾>
12月17日 HANABI in ダボスタジオ
-まずは自己紹介をお願いします。
Licht(以下L) 「ボーカルのリヒトです。」
momonga(以下m)「シンセのモモンガです。」
-お二人がユニットを組まれるきっかけは何だったんですか?
m「僕が10年ぶりにバンドをやろうと誘われて、あるバンドにキーボードで入ったんです。
そこで彼女がローディーやっていたんですよ。」
L「ほんとに簡単なアシスタントというか、荷物運んだり、コード巻いたり。」
-Lichtさんはまたどういう経緯で?
L「ちょうど私が求職中だったんで、その間に音楽的な何かをやってみたいということで、
知り合いのバンドをお手伝いしてました。」
m「その時たまたま彼女が鼻歌を歌ってるのを聞いて、声が良いなと思ったので話を持ちかけました。
音域もほとんど同じだったし、ちょっとやってみたら面白いじゃんということで今に至る感じだよね。」
-結成は2010年ということですが、出会って「よしやろう!」となってからは話が早かったんですか?
L「いえ、何分私が全くの素人なんで。やろう!ってなっても作業が進まないというか。
彼は彼で腕が鈍ってるって感じで練習したり、私はまず発声練習から。」
m「その頃はまだLIVEも考えてなかったですね。まずは音源作って配れれば良いやって考えてたんですけど、
徐々にLIVEやりたいなって言い始めたんだよね?」
L「(LIVEしないと)あまり度胸がつかないんじゃないかと思って、私はわりと最初から本気で考えていたんですけど。
やるんだったらとことんやりたいタイプだから、経験しておかないと前には進めないなと思って。」
―話は一旦逸れますがHPの中に『オルタナティブ・クラシック』という言葉を発見しました。
L「CDショップでもそうですけど、ジャンルを細かくしたほうがお客さんも手に取りやすいっていう、
その為のジャンルだと思ってるんですね。その時に、私たちの音楽ってジャンルにしたらなんだろうって、
とどのつまりはPOPに入ると思うんですけど。私がこういう曲が好きでやりたいって彼に言った時に、
彼が『それオルタナティブってジャンルじゃないの?』って。それで私が思いついた言葉がそれだったんです。
普遍的な部分も前衛的な部分もあるし。」
m「テクノって付けたくなかったのもあるよね。ここはあえて新ジャンルを開拓するっていうね。(笑)」
-お二人の音楽的嗜好や影響受けた音楽ってどうですか?
m「共通はTMNとかクラフトワークで、他は全然違うよね?!」
L「私は最近好きなものはゴアトランスじゃないかと。(笑)」
-ゴアトランスってどういう音楽ですか?
m「トランスに宗教音楽が入ったようなやつがあるんです。」
L「聴きたいものとやりたい音楽が一致しない時があって、それがまた面白いなって発見もあったりしましたけど。」
m「ジャンルはバラバラだよね。クラシック聴いたり吉幾三聴いたり(笑)」
L「ほんとに吉幾三が好きなんです。」
-振り幅がすごいですね。(笑)
L「ビジュアル系もアイドルも聴きます。」
-例えばジャンル関係なしに聴けちゃうっていうのは、良いものは良い!と思われるからなのでしょうか?
L「必ず何か良さがある気はしますね。例えばPerfumeとかも好きですけど、彼女たちのボーカルの曲を聴
きたいというよりは全体のパフォーマンスを観たいから聴くとか、吉幾三は何が好きかと聞かれると、
あのなんとも言えない存在感とリズム感がすごいとか。私の場合は必ず何かキラっと自分のアンテナに
引っかかる(けして一括りにできない)ものがありますね。」
m「僕は古いアニソンが好きだったりするし、コテコテのビジュアルだったりよくわからんのですよ(笑)
やはり良いと思ったものをあまり(難しく)考えないで聴くっていうスタンスなんじゃないんですかね。
曲を作る時も、ベースはビジュアル系っぽいベースラインで、ドラムはコテコテのテクノなんだけど、
かと思えばピアノのラインはクラシックになってるとかね、でメロディーは演歌調でって変なの書くよね。」
L「なんでもだからね」
m「ガムランだったり何でも来いって感じだよね(笑)」
―音源を聞かせて頂きましたけど、様々な音楽の影響を受けながらも核となる歌の部分を大事にされてますよね。
m「歌は大事にしますね。最初に(自分が)オケっていう舞台を創っておいて、あとは演技する人(彼女)
が自由にやってねっていう。その中で良いものをやっていって、最終的にまとまってくれば良いか
なっていう感じでやってますけれども。オケで創った世界観をどう表現していくかっていうのが
メロディーだと思っているので。」
-そして衝動的な音とかその時々のフィーリングも強く詰め込まれていると思うのですが。
L「その時に出したい音を使うとか。」
m「そうですね、もうこれ二度と書けねぇやっていうのもありますね。」
L「多分その時に出さないと、音楽は肥やしにしちゃダメな気がするんですね、最近よく思うのは。
こりゃちょっと蓄えて、後で大っきくしようとか言っても、大っきくは育たないので。その時に使わないと、
生ものな気がするんで。」
m「短いフレーズでも良いからとりあえずそれを完成させておくっていう、そういうやり方はしてますね。
前はとりあえず使えそうなドラムパターンだなっていうストックの仕方はしてたんですけど、
今は8小節なり16小節なり浮かんだらとりあえず完パケしちゃうっていう。」
-そんなお二人の初ライブはいつですか?
m「ダボで去年の10月だよね。」
L「今では(DVDを)もう見たくもないし、恥ずかしい(笑)」
-じゃあLIVEやり始めてちょうど一年ですね!その間も新しい発見がありましたか?
L「新しいことが多すぎて、その度に落ち込むんですけど、落ち込んでたらきりがないので最近は打たれ強くなりました。」
―ガラパLIVEに度々出て頂いて、以前は緊張する余裕もないって仰ってましたけど、手応えはどうですか?。
L「そうですね。基本的に歌詞が飛んだりしないので大丈夫なんですけど。う~ん、、、」
m「ライブの手応えはまだ?(笑)フィードバックは来ない?」
L「なんだろな、もうちょっと化粧上手くなって、、、」
m「そこ?(笑)」
L「うん、マリリン・マンソンみたいにして(笑)」
m「(笑)いやいやいやいや、もっとこう可愛い方向でいこうよ。」
L「彼は可愛いボーカルさんにしたいみたいなんですけど、全く私違うので。」
-何かビジョンあるんですか?
m「俺この前SHAZNA見てIZAMみたいな感じでって言ったんだよね。そしたら否定されたよね(笑)」
L「だったらまだマンソンの方が、、、」
-(笑)Lichtさん的には可愛いさを全面に出すのは自然ではないんですか?
L「日頃からローテンションなんで(笑)どうしても冷静ですねって言われることが多いし、
自分でもそう思ってしまうので、もうちょっとはじけても良いんじゃないのかなって思ってますけども。」
-お二人ともステージで堂々としてるのでそんな葛藤があるなんてわからなかったです。
L「最近私も見直しの時期かなって思うのは、(始めた頃は)自分達にしかわからない小さなミスにこだわって
落ち込んだりしてたんですけど、むしろマイナスで落ち込むんじゃんくて、プラスにならなかった、もっと
見せられたんじゃないかっていう、反対の方に、問題だったり次の課題があったりするのかなぁって。」
m「やらなかったことに対してってことだね?!」
L「そう、やっちゃったミスを後悔するんじゃなくて、自分たちがやらなかったことは、そこは見えないもの
だから。気にしない、取れない雲みたいな。もっと魅力的なステージにするための要素だったり、
、 曲作りができなかったのかなぁとか、ここ数回のスタジオ上がりに話し合ってますね。」
-僕、Utakata TiTaniumさんのLIVE観て毎回パワーアップしてるなって感じるのはきっとそこなんでしょうね。
L「常にそう言われたいですね。じゃあその為には結局私たちがどうするかって言うところに
戻ってくるんですよね。」
m「そうだよね(笑)。結局どういう風にセルフプロデュースしていくかなんだよね。」
-ではここでCDの曲紹介をしていただきたいと思います。まずは『Utakata』からお願いします。
m「Utakataはちょっと僕がミニマルテクノをやってみたいなっていうのがあって、ミニマルテクノって
単純なフレーズがちょっとずつ変化していくっていうので、LIVEのオープニングにいつでも使えるような
テーマ曲があれば良いよねってことで。シンセの音が好きな人はおっ!て思ってくれるんじゃないかなって。」
-続いての『Sai:co:ro』はどうでしょう?
m「Sai:co:roはちょっとガールポップっぽいのを作ってみようかっていうのでやって、多分はじめてだよね?
(君が)作詞やってメロディー作って。」
L「そうですね、メロディーのだいたいの流れはすぐ浮かんだので、じゃあちょっとやらせてもらおうかなって
思って、曲の作り方とかも全然わからない時にやらせてもらった曲で、努力の詰まった思い入れのある曲で
(笑)完成したら、POPな可愛いい、キャンディーが転がっているような曲になって良かったかなって。」
m「いつの間にかLIVEの最後を飾る曲になってたよね。」
L「けっこうPOPでキラキラした感じがするんですけど、歌詞はすごいポジティブってわけでは無くて。」
m「実は暗いよね。」
L「どんなに大きな理想を描いて、あれしたい、これしたいと思っても、明日の自分は一つの道しか行かないから、
捨てていく道が多いんですよね。世の中思い通りにならないこともすごく沢山あるし、その辺を書きたかった
ので。自分がまだ音楽やり始めたばっかりで、自分のヴォーカルの中々上手くいかないっていう気持ちを
表現しています。 」
m「歌詞聞いてもらいたいよね。オケの次は歌詞を聞いてもらうと味わい深いんじゃないかと。」
L「歌詞カードでも作るか(笑)」
-最後は僕も大好きな一曲『風空星月』なんですが。
L「この曲は作詞作曲を全部もともと彼がだいぶ前に書いてて、それを聴いてこれ凄い良い!やらせて欲しい
って言ったら、アレンジ版を書いてくれて。でも当時の歌詞を彼も覚えてなくて、歌詞が半分しか残って
なかったので、補完する感じで私が歌詞を埋めていったので。」
m「オケは壮大な感じですけど、これも歌詞暗いんですよ実は。子供の頃は何でも出来たのに、
大人になったら何もできなくなっちゃったっていう(笑)」
L「子供の時は色々感覚とかで感じてたものが、いつの間にかなくなっちゃったみたいな。」
m「オケがやたら広い感じになってるのは孤独感とかぽつんとした感じが出せるようにって。」
L「広い空と、広い空間、ばさぁーっと気持ちのいい空間に居るんですけどぽつんと一人。」
-momongaさんはそういうとこから曲のイメージがあるんですね。
m「そうですね、そこが舞台としてオケを創る僕の仕事なんですよね。それを渡してどう演じてもらうかっていう。」
-すべての楽器パートが常に頭の中で鳴っているんですか?
m「最初にもう完成系がぽんと見えるんですよ。」
L「へー!(笑)」
m「そこからどうアウトプットしていくかっていうだけの作業なんで。」
L「そういう人と一緒にいるせいか私も最近わっとイメージが出てきて、夢とか見ますね。
夢でフルオケバージョンで、自分のメロディーも良い歌だったんだよねぇ。すっごい良い歌で」
m「(笑)」
L「それをアウトプットできなかったんですよね」
-それができたらビートルズみたいですね!(笑)
L「でも私が(夢で見たことを)ブログで書いたら、彼がそれを読んで、それを元にイメージを膨らませて
曲を一曲書いてくれました。その内やりたいと思ってるんですけど」
-それ凄いですね!
m「聴いて頂くときに、左右の位置とか前後関係を意識して聴いて貰えれば面白いかなぁと思うんですけど。」
-位相ですね?
m「そうですね、それは意識して作っているので、ヘッドフォンで聞くと面白いと思います。」
L「音が飛んでる感じがします。」
-Utakata TiTaniumさんのこれから届けたいものってどういうものでしょう?
L「自分の中にある物をどう表現していくかっていう、結構一杯もりもりにあるので。色々見せたいですね。」
m「電子音って面白いよねって、身に来てくれた人とか聴いてくれた人が感じてくれれば良いかなぁと。
機材のことでも何でも興味をもったら聞いて欲しいなって思います。」
-最後に意気込みなどを!
m「これからも良いものを作って皆さんに届けていければなぁって思います。空間を楽しむっていう
感じでLIVEに来て頂いたり 、音源を聞いて頂ければ、非常に嬉しいなと思っております。」